平日を会社で過ごし、休日を、家か実家で息休めという日常生活・・・
人体の放熱材料を創造するという研究開発は、中村さんの力強いサポートがあって、熱伝導率が高く、表面積の大きい素材を、素肌に密着させることで、装着していないときよりも涼しくなることが分かってきた。
分かってみれば当たり前のことだし、単に普遍化された物理の法則に気付いただけなので、これからは如何にして、安価な材料を使って具現化するだけ♪
全く新しい価値を創造するには、今までに無い形態にしないといけないし、そうなると既存の製造技術、つまりは自動生産の機械設備が使えなくなって、新しい製造技術を開発しなければならないんだよね?
中村さんは、そういった経験が無いので、全く新しい製品像を提案すると、
「家内制手工業でつくるつもり?」
というようなことを何回か言われたな!
輻射熱の試験から、魔法瓶の原理を知ることになったけど、中を真空にしたガラス製のデュワー瓶を、工業的に製造できるようになるまで、どれだけの月日を費やしたか?
内面を鏡面コーティングするための技術開発にも、途方もない苦労があったと思う!
阪口さんも、同じような思いをしながら、複合材料のアーティクルを造り上げたんだよね?
高密度のSiC(炭化ケイ素)と黒鉛の焼結体を得るまでに、黒鉛材料はコールタールピッチを使って、仮焼によるメソフェースカーボンの生成という工程を経て、高密度黒鉛にしてる。
最初から高密度黒鉛を使って混合すると、炭素が微粒化してしまうために、一番重要な固体潤滑性能が出なかったのかな?
恐らく、数十マイクロメートルの海島構造は、上記の方法でしか生み出すことが出来ないはず・・・
鏡面研磨によって得られる、固体潤滑材の摺動特性は、微構造だけでは長期の耐久試験に耐えられない・・・
中央部分を数百ナノメーター凸形状に加工する方法などなど、青色LEDの製造方法に匹敵するような工程は、ある意味ノーベル賞クラスかな?
https://www.chem-station.com/blog/2014/10/post-663.html
http://petit.lib.yamaguchi-u.ac.jp/G0000006y2j2/file/9303/20120312163649/C050053000305.pdf
そういう領域に、最短で到達するには、必要なことをやる力、余計なことをやらない力、それに加えて未来構想をする力(これもメンタリストDaiGoの受け売り)が必要になってくるよ・・・
大元は、ケリー・マクゴニガルのやる力、やらない力、望む力?
これは、会社に居ても家庭に居ても同じことで、これから益々、そういう意識を研ぎ澄まして物事に関わらないといけない!
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